赤宿 = Red Inn

赤宿 = Red Inn

素人の試行錯誤と2Dローグライク制作 (GUI)

安価ラップトップ(~4万円)のLinux化

 お蔵入りだったWindowsラップトップにLinuxを入れ、デスクトップマシンのように部屋に配置した。

備考

 今回の記事では、dotfilesを入れる程度のことしかしていない。Tiling WMの比較などは、別の記事にて行う予定。

 なお、基本的な環境構築は、Mac環境のNotesと同様にした。

Getting started with Linux!

 Linuxを入れよう。

背景

 僕はMacユーザであり、既にコマンドラインに慣れている。したがって、Mac-Linux間で使用アプリのギャップは少ない。

動機/目的

 ではなぜLinuxを入れたかと言うと、贅沢をしてみたかったため。

  1. 据え置き・大画面(外部モニタ)のコンピュータを手に入れる
  2. 将来的にLinuxユーザになるかを検討する
  3. Linuxを使うのに望ましいマシン性能を検討する
  4. rsyncなどの同期コマンドを使用してみる

 今回は1と3について試す。

マシンスペック

 Linuxを入れた後、neofetchの出力は次のようになった。

f:id:samba_4e:20191010005754p:plain

 使っているシェルは、本当はfish。表示はなぜか間違っている。

買い物

 クラムシェルのための準備をした。

  • モニタ: 21インチのモニタを持っていた。新たに買うなら1.2万はかかりそう。
  • USBキーボード: 700円で購入した。案の定指は疲れる。
  • USB: 持っていた。4GB以上の空きのあるUSBが必要。

インストール

 LinuxWindowsを上書きする。

 仮想マシンを使っても良かったが、Windows updateで度々重くなるのはごめんだ。デュアルブートは、過去に気づけばWindowsが消滅していたことがあり、以降やらないと決めた。

Linux distrobution

 入れたOSはPop!_OSUbuntuに変更を加えたものらしい。僕には壁紙の違いくらいしか分からない。普通にUbuntuを使った方が良いかもしれない。

OS image

 まずUSBを用意し、OSの image を書き込む。Pop!_OSのガイドの通り、balenaEtcherを使用した。

 Pop!_OSのイメージを書き込むためには、USBに2GBより大きな容量が要る。なお、OS image を書き込むときに、USBのデータはクリアされてしまうと思う。

 Windowsマシンを起動すると、案の定、異常に重かった。Windows Updateでも始まっているのか? 最低限のファイルをDropboxに入れて、再起動した。

BIOS

 マシンに応じたFnキーを押すことで、マシン起動時にBIOSの設定画面へ移行する。ここで、起動デバイスの優先順位を ハードディスク < USB にすることで、USBに入れたディスクイメージが読み込まれるようにする。

gnu grab

 そして、Pop!_OSの画面が現れた! ……はずなのだが、固まってインストールに失敗した。再起動すると、黒い画面に『gnu grab』の文字が現れ、一向にGUIになる気配が無い。

 Stack overflow の解決法に従うと、何とかPop!_OSをインストールできた。

On Linux (Pop!_OS)

感想(Mac/Linux

 両OSの初期状態と、若干の設定を比較する。

TL;DR

 基本的には Linux < Mac だと思う。Tiling WMの分の評価は未定(次回やる)。

ショートカット

 慣れもあるが、私的には Mac > Linux

 Linuxのショートカットは、Ctrlキーを使った操作に一貫性が無い。ターミナルの操作性とWindows風ショートカットが被っているためで、それを避ける方法も美しくない。

 Macでは、エクスプローラのショートカットが変わっている。あと、deleteキーがbackspaceの役目を果たし、Opt+Deleteでカーソル右の文字を消す。批判が来るとしたら、ここだろう。

DE (Desktop Environment)

 Ubuntu同様に、Pop!_OSのデスクトップ環境も、GNOME(ノーム; 土の精霊)を採用している。動きはWindows、レイアウトはときどきMacという印象。Windowsなところは、別のアプリで代替出来そうな部分であり、全体的には悪くなかった。

 まず、ディスプレイ(仮想デスクトップ)の切り替え。先に、Macの切り替え画面を示す。

f:id:samba_4e:20191010005737p:plain

 次に、こちらがGNOMEの画面。どうもこちらの方が分かりやすい。検索バーは、ダウンロード可能なアプリの検索もできて素晴らしい。

f:id:samba_4e:20191010005746p:plain

 Macの致命的な点は、余計なアニメ(=ディレイ)が多いことにある。特に、ディスプレイ切り替えのディレイは、(かなり特殊な方法を使わない限り)消せない。一応消せると言えば消せるのだが、消し方が不親切過ぎる。

 その点GNOMEは、マシン(HDD?)性能のためかラグは酷いが、その後の動作はスムーズだ。高性能マシンなら、キビキビと動いてくれるのだろう。そのアニメすら簡単に消せる。

 それと、Pop!_OSやUbuntuには、ウィンドウのスナップ(タイリング)機能が付いている。おかげで、Tiling WMを導入する以前であっても、少しマシな操作ができる。結論、デフォルトでは Mac < Pop!_OS。

OSの設定画面

 これは難しい。機能的にはほぼ同等で、どちらも当然のようにショートカットの設定ができる。Linuxは、そこまで冴えないものの、確かに実用的なUIを使っている。Macの方は、ネストした項目の設定が分かりづらい。しかし、設定の検索は非常に分かりやすい。そしてこの機能は頻繁に利用する。

 僕はディテールの良さ、作業の滑らかさを重視している。なので、Macの方に旗を上げておこう。

デフォルトのアプリ

 こういうのは、Macが強い。疑い無く Windows <= Linux < Mac。レイアウト、ショートカット、マルチタブ、マルチファイル対応、マルチカラムなどなどが良くて、Linuxもまだ追いついていない。

 しかし、非デフォルトのアプリでは、Macを超えるものがあるのかもしれない。その辺りも、きっと次回。

その他

マシンの性能評価

 使ったのは冒頭の絵の通り、4万円ほどのラップトップで、AMDのCPUと、8GBのメモリ、512GBのHDD容量を持っている。

 性能的には、プログラミングには使えないLSPのレスポンスが悪過ぎる。この中でのみ作業していれば、特に違和感を覚えないかもしれない。しかし、一切のディレイが無い滑らかな環境が存在することも留意されたし。

 その他、日常の用途で遅延が目立つものを上げていこう。

 まず、エクスプローラの起動が遅い。アプリの切り替えも遅い。これはHDDを使っているためかもしれない。アプリを常駐させるメモリがあれば大丈夫なんだろう。

 Youtubeでは、読み込みのディレイが長い。が、その後の動作はスムーズだ。ネットは、新しい絵が出る度にスクロールがカクついた。メモリもwebも読み込みが遅い。

 メモリは8GBでは足りない。タブを100開いて言語サーバを4個立てたら、とっくにスワップしているだろう。結論としては、このマシンは、僕にとって可能な限り使わないタイプのサブ機となった。

 もちろんLinuxの試しは今後も続け、LinuxのTiling WMの評価や、remote loginなどをやっていく。